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【旅の体験】人々挑戦「治水」コースは面白い!

2020.09.18

人気の観光タクシーで巡る旅「ゴールデンルート号」に秋🍂から新しいコースが加わりました。

観光ドライバーの研修とともにその面白さをご紹介!
記録的な大雨に40°を超える猛暑からようやく解放され、稲刈りとともにようやく秋🍠を感じてしたこの頃・・・

ご紹介するのは、新潟の美味しいお米と世界で注目される日本一の金属加工が育ってきた燕市と、その越後平野を流れる日本一長い河川の信濃川(367㎞)からもたらされた歴史発見の旅のご紹介です。

毎年どこかで、記録的な大雨がもたらす自然災害が多くなってきたようです。今は穏やかな信濃川も、昔は3年に1度の頻度で起きた水害により、多くの人の暮らしを脅かしていたんです。この広い越後平野も新潟の名前とおり潟や沼などの湿地が多かったんです。
こんな稲作の風景🌾

越後平野を覆うほどの大水害「横田切れ」
悲願だった信濃川本流の水流を稼働堰でコントロールする東洋一と言われる最新の河川土木技術を投入した治水工事が着工となりました。

 

日本全国の人口5000万人に満たないときに1/5に及ぶ延べ1000万人の人材を投入して完成させたのが大河津分水です。
人の手によりトロッコを使ったりして気の遠くなるほどの量の土砂を延々と運び出した。
2003年に新洗堰が完成し、更に近年の予想をはるかに超える雨量の水位から河川や堤防守るために2032年にかけて「大河津分水改修事業」が行われています

次はその改修事業をご紹介する「にとこみえ~る館」へ

訪れると案内のコンシェルジュがお出迎え
今年(2020年)オープンした「にとこみえ~る館」では、AR技術で作られた空撮などによって自由に見ることが出来ます。
お魚🐡になったトリックアートで記念撮影も!

水害が無くなったことで、美味しいお米が沢山収穫できるようになり、平地が整備され新幹線や高速道路などの交通網が整備され、物流や産業が大きく発展してきたのだそうです。

度重なる水害や困窮する農家の副業として始まった和釘づくりが地場産業のはじまり。下田などの山林から炭、河川などで運ばれる鉱物、やがて銅が採掘されたことで会津との交通の要所 八十里越えを越えてきた会津や仙台の銅器職人の鎚起技術が揃った燕が様々な金属加工へと発展してきたのだそうです。

幾多の自然災害を乗り越え、厳しい生活の中で努力を重ねてきた人々。偶然か、必然なのか努力によってもたらされた美味しいお米と鎚起銅器をはじめとした金属加工の技術へと繋がっています。

最後に訪れる燕市産業史料館では、人間国宝の名工を輩出した鎚起銅器をはじめとする鎚起、鍛金、彫金の技術をご紹介。私たちが普段使っているスプーンにはじまる歴史と食文化などでは、昔懐かしいデパートのレストラン、新潟名物のイタリアンといった憧れで身近な洋食の楽しみの「へぇ~!」が沢山楽しめます。

ゴールデンルート号の人々の挑戦「治水」コース
おひとり4,000円(税込)完全予約制(3日前)
新潟へお越しの際は、観光ドライバーが「おもてなし」致します。

コースには組み込まれておりませんが、別途体験料金により下記の内容もお楽しみになれます。
燕市産業史料館HPリンク
※燕市産業史料館では昨年オープンした体験工房館で、タンブラーやぐい呑み、小皿などの鎚目を入れる鎚起体験やチタンの発色体験などが楽しめます。所要時間は20分~40分くらいかかりますが唯一無二のmy土産として楽しめます。